出不精
自分の幼少期の頃には絶対当てはまらない単語がある。
「出不精」
“気をつけなさい!!”と親に言われること何万回。家にじっとしていられなかった暴れん坊。暇さえあれば外に出て遊び暴れまくる日々。家にいなくちゃならない時でも家の中で走り回っていた幼少期。いや、中2のころくらいまで暴れていたような気もする。
ではいつから「出不精」なるものを身につけてしまったのだろうか???
記憶に無いからこういうことを書いている。年を重ねるに連れて、外に出ること、遊ぶことにときめきを感じなくなった?わけではないのだろうが。行きたいところしたいこと。身体を動かす心地よさをわかっているけど、一歩目が出ない。いかんいかん。そんなことをここ数年ずっと思い続けている。それはそれは、例のロックダウンという強制自宅待機があったことも要因なのかもしれない。その反動で外に出てわーっとなることに快感を得ることよりも、家にいることの楽さ、安心感を今は選んでいるのかもしれない。
相変わらず、酒が好きだから。
本当ならば、遠き近き友人親友。久しく会ってない。そんな貴重なみんなともっと出会い、語らい。そんなこともしたい気持ち沢山あるけれど。どうにもこうにも。面倒くさい?とは違うのかな。いやそれもある。どうにも「出不精」モードが発動してしまう。これじゃつまらん日々だよね。
昨晩久しぶりに、親友と再会した。
あまりにも久しぶりすぎたので、会う前に緊張する始末。あってみたら、なんてことない、変わらなすぎて、会話も弾む。楽しい夜を過ごしたんだから、こうやって、昼夜問わず、「出不精」解消を進めて行けばもっと日々豊かになるんだからさって。思う今日。思う今日ということは、今日もどっか行こっかなーなんて考えていながら結局家に居る。なんだかなあ。それでもいいんだけど。天の邪鬼だよな。それなんだよな。
誰か僕の首根っこを掴んで引きずり回して欲しい。
ケツ蹴り上げて、遠くに飛ばして欲しい。
他力本願。
そんなんでもいいよね。
自己憐憫。
お粗末。