保坂壮彦日記

ALL IS LOVE IS ALL

叶しみよ。

 

 

こんなTweetをしたときは。

まだ対岸の火事だと思っていた。
だから今すぐにでも。

書き殴ってやろうと思っていた。

 

それから、日々を重ねるごとに。

押し迫ってくるに、あいつが広がって。

自分の今日の喧騒が沸点に近づいていって。

守ることに迫られて。

今に至る。

 

そして。
家という守られた城に籠城することを選択して。

不自由な自由を与えられたことによって。

改めて。
中村一義「十」というアルバムを聴くことにした。

 

リリースされてから間もないこのアルバムだが。
あいつがやってくる前と。

あいつがやってきた後と。

刺さるリリックの意味合いが尋常ないくらい変わった。

 

いや。

中村一義というアーティストはいつでもそうだった。

今でもそうなんだってことを噛み締める。

 

彼の音楽はとてつもなく個人的な音楽である。

「ひとり」から「世界・宇宙」をみた景色を音楽に。

「世界・宇宙」から「ひとり」を俯瞰した景色を音楽に。

日々のことを時空を超えた思いに変える。

普遍的な音楽を鳴らすアーティストである。

だから、彼の作品はいつ聴いても、刺さる。

永遠に、刺さる。

 

それにしてもこの「十」という作品が。

あいつがやってきて混乱する世の中に。

これほどまでに刺さってしまうとは。

全曲解説。
書きたいがそれよりも。
創り手の意志を伝えたい。

全曲伝えたい。

その中でも、1曲目の「叶しみの道」を敢えて。
引用して伝える。

 

 

1.叶しみの道
このアルバム『十』を制作するときに、一番最初に思いついたのが、この『叶しみの道』というタイトルでした。それと同時に、今作はそういうものになるんだと、僕も知らしめられたんです。収録された10曲は、日常的なことから、宇宙レベルのことまでを歌っている、かなりふり幅が広い作品ということもあって、この曲もそれを体現するかのように、曲調も途中からガラッと変わるんです。さらに、タイトルである漢字の“十”を斜めにすると“×”になり、叶える×悲しみにもつながるんです。叶えるために、悲しみの道に行くということをこの一言で表せたのは、すごくよかったなと思っています。

「ニューアルバム『十』セルフライナーノーツ」から引用

 

「叶えるために、悲しみの道に行く」

 

この思いが現状であるようで。
感情が全てを覆い尽くす。

叶しみよ。

 

僕の全曲解説の前に。

 

届くかな。

 

届かせたい。

 

親愛なる親友よ。

 

やっぱりさ。

 

愛にしたわ。

 

いまもあしたもずっとだ。よ。

 


中村一義 「愛にしたわ。」 Music Video (Full Ver.)

 

十 [CD] (通常盤)

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  • アーティスト:中村一義
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: CD
 

 

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