保坂壮彦日記

ALL IS LOVE IS ALL

いいことがあった

久しぶりにいいことがあった。

 

ここ最近、ネガティブandモチベ下がりモードだったんだけど、ちと「報われる」出来事があって、一気にハイテンションになった。「報われる」なんて仰々しい言い方だと自分でも思うんだけど。ちょっとしたお褒めがあるだけで、グイーンと上がる性格で。逆もあり。人からしたら「んなことで、凹んでたら…」というようなことでも地獄の底に行く性分なんで。

 

そんなルンルンな気分でいると。いつもは全く視界に入らないような、幸ある福ある場面に遭遇するもんで。

 

なんの変哲もない一般道を車で走っていたら。歩道を歩いている親子に遭遇。そんなこといつでもあるんだけど、父親らしき男性に手を握られ、歩いていた3歳くらいの女の子がすれ違いざまに、オレの目をガン見して、手を振ってくれた。

 

オレだって幼少期の頃。線路沿いに佇み。電車が来たら、運転手に向かって、意味なく手を振っていたことがある。路線バスの運転手に、手が千切れるくらい、手を振った記憶もある。しかし。オレの車はそんな稀有な車体でもないし。かっこいいわけでもねーし。貴重なレアな存在を醸し出しているわけでもないのに。何故か満面の笑みで手を振ってくれた。

 

あまりの突然の出来事で、倍返しくらいの勢いで、微笑み返しand片手で手振り返ししたかったんだけど、我、運転中。危険だわ。しかも、連れの父親らしき人はオレの存在を認識していないわけで。いきなり対向車のおじさんが、ニカっとした表情で、連れてる女の子に手を振ったら、「あいつ怪しくね?」ってなるだろうと。数秒の間に、脳みそフル回転させて、結局。引き攣った、プチ微笑み返しで、すれ違うことになった。

 

世知辛い。

 

でも、泣きそうになった。

 

その子はオレを知らない。オレもその子を知らない。その子は誰にでも手を振って笑顔を振りまいているのかもしれないけれど、受け手のオレは、作り笑顔を日々いろんなシチュエーションで演じている。

 

天真爛漫。

 

破顔一笑

 

無邪気というものは一生無敵だね。

 

邪気を取り払って、楽しむこと。

 

今日の数秒間の出来事で思い出した。

 

感謝。