保坂壮彦日記

ALL IS LOVE IS ALL

生きている

 

自分のインスタの投稿を自分のブログで紹介するという暴挙。

 

約8−10年のお付き合いの、ガジュマルの話。

 

出会いはとっても気軽な感じ。近所の100均に行ったら売っていたガジュマルを購入。育てようとも思わずに家に置いていたら、まあ、生き生きと成長するわするわ、ということで、翌々年にもうひとつ100均でガジュマルを購入し、2つ同時に我が家に住まわせられることになった。

 

ガジュマルは生命力が強く。無精で億劫な僕でも、多少、ほっておいてもすぐに枯れない。

 

数年経っても、生きている。

 

何年目経った頃だっただろうか。

このままふつーに育てているだけではつまらない。なにかしら園芸的な?なにかしら盆栽的な?わからんけれど、もっと隆々しく、南国に生える樹木のように迸る生命力を見せ付けるようなどでかい樹木に育てたいという欲求が溢れ出して。なんとかデカくしてやろうと思ったけど。そもそも、埼玉の地で売られているガジュマルっていうのは観賞用であり。どうやったって大きくならないし。一年中高温多湿な地域じゃないので、冬場は家の暖かいところで生かせなければならないから、庭に地植えすることもできないことを知る。

 

ならば、2つのガジュマルを合体させちまえ、ということで、苗木をうまーく絡ませて一つの鉢にして、今現在のガジュマルの姿になりました。

 

それでも、ただ彼等を育てるだけじゃ、なんか意味が無いな、と思い。時には夏場に丸刈りにして幹を太くさせる方法を伝授されてやってみたり。枝を剪定して、剪定した子供達を他の鉢に移して、新たなオリジナルガジュマルを生み出そうとしたりして。あれやこれやして、今に至る。

 

 

未だにこのガジュマルを今後どうしていいのか分からない。

 

このまま生かし続けることは可能。

 

でもそれが僕の本望なのか?ガジュマルの本望なのか?わからない。

 

種を増やしたところで、命が増えるがそれは誰が求めることなのか?わからない。

 

一番分からないのは、盆栽的に、芸術作品として成り立たせること。やりたくない。

 

とはいえ、自然のママにすると、ボウボウと葉が生えてとりとめも無い姿になる。だから手入れはするけれど、どこまで手入れすればいいか、わからない。いや、何もせずに育て続けることでいいのかもしれないが、どこかで僕の育てたガジュマルは、他の誰のガジュマルよりも最高だぜ?と自慢したいところもある。けれど、自然に育つ命を僕の手で邪魔したくない。けれど、なんとかしたい気持ちが溢れる。生粋の天の邪鬼が僕のガジュマルのこれからの生き様を邪魔しているような気がしてならない。

 

とりあえず、今年は株分けをして、種を増やしてみました。

 

親木はもっと図太くなるように、飽きが来るまで太陽燦々・湿気ムンムンで育てます。

 

秋が来るまで。

 

冬直前、ガジュマルが絶えきれない外気温になるまで。

 

外で自由に生命力を発揮してもらうことにする。

 

その後は、家の中に連れ込んで、一緒に寒さを凌ぐ季節に入る。

 

不思議な植物なんです。

 

ガジュマルは。

 

出逢えてよかったな。

 

 

 

 
 
 
 
 
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