保坂壮彦日記

ALL IS LOVE IS ALL

音楽を聴いて損をしたことは一度も無い。

 

 歳を重ねて流行について行けなくなったのだ、と、いうわけではないという言い訳を前提として伝えておきながら、書きます。

 

 昔々その昔から音楽が大好きで。今に至るまで音楽を聴き続ける生活を過ごしているのですが、数年前から音楽を聴く頻度が減ってしまったのは事実。量も減ってしまったのも事実です。それでも音楽は大好きだけれども、どんな音楽を聴く量が減ってしまったのか。それは、新しいものを率先して取り入れて耳にすることが減ってしまっているということ。特に邦楽において。故に、たまに、今、大衆音楽として機能しているポップミュージックは何?と。そのような視点、耳点で音楽を聴いてみると、いやはや、なんとも自分の心に刺さらないことが多くなってしまったという事実にぶち当たる。この事実は、自ら最近の音楽を聴くことに億劫になってしまったということと、最近の音楽に興味が無くなってしまったという両方が混ざり合った結果だと思うのです。

 

 とはいいつつも。こんな事実は、とても哀しい事実。ただがむしゃらに盲目的に新しく生まれ出た音楽やアーティストを追いかけること自体、昔からやってはいなかったけれど。昔に比べて、とりあえず耳にしてから取捨選択することが減ったということだと思う。それでもそれは哀しい事実。そんなことにふと最近気づきまして。一念発起、このブログというものを久しぶりに復活させてこともあり、所謂「流行ってます」と思われる音楽、邦楽を中心に、食わず嫌いで耳に入れること。そして解釈することを改めて最近してみることにしてみていました。ていうか、何事も、いや、とくに音楽に限っては敏感でいたいのです。鈍感でいることはとても罪なることであるという持論なので。。。

 

 そんなタイミングで。鋭意鋭く、敏感なる直感でぐっときたもの。

 

 今更なんだよ、と。

 

 そんなの知ってるよって言われてもいい。

 

 ん? このアーティストを、保坂は好きと言うのかい? と。

 

 そう思われるであろうけれども、グッときてしまったので紹介。

 

 ※前回のブログに被る内容になってしまっていること謝罪※

 

 


ヤバイTシャツ屋さん - 「あつまれ!パーティーピーポー」Music Video[メジャー版]

 

 ↑ はいはい。それはもう。結構前から知ってましたよ。でもね。昨今の、なんだかよく分からないバンド名のバンドに触れるのが怖くて避けてました。さらに、所謂フェス志向?ライブ盛り上げるぜ!的な?感じのビート?が軸になっているバンドにに触れるのが怖かったというか。軒並み並べて同じように聴こえるんでしょうよねって避けていましたが、しかと聴いたら、彼等は別格でしたね。歌詞に意味があろうが無意味であろうがどうでもいい。そのどうでもいい加減と、ただ楽しければいい、盛り上がればいいということに対する確信犯さ。きっと彼等のことが好きなオーディエンスは、よく分からないんだけどなんだか楽しいからすき、って思っているのかも知れない。それでもいいんだって僕も思えたらとてもいい感じに聴こえてきたのです。楽しいんです。

 きっと彼等は、何かを壊しに来ていると思うのです。その何かは、敢えて言わずにしときます。何かを壊し、その壊す場所で、超異端児としていることで今、受け入れられていると思うのです。彼等がやっていることは、脊髄反応の如く、オーディエンスの快楽を瞬発力さながらの勢いでかっ飛ばしている。でもそれは、他のバンドと違う確信犯。みなに、なにが受けて、なにかを受けて、なんにも受けずに、未知を開拓するという感じ。って、全てのことばが曖昧な表現になっているようですが、解って頂けるのであれば幸い。解って頂けないようならば、改めて彼等の音楽を聴いてみて下さい。そのきっかけを、音楽を聴いてもらえるきっかけを。音楽に対することをもっと深く大事にするきっかけを。音楽とみんなの架け橋となることが僕の勝手ながらの使命でありますので。僕から何かしらの決めつけをするのではなく。聴き手の自由度を与えつつ、なにかしらのヒントを伝えられればと思っているのであります。

 

 音楽を聴いて損をしたことは一度も無い。

 

 僕は音楽が好きなので、何でも音楽に結びつけてしまうこと、ご理解の程。例えば、いいかもしれないと思えた音楽を聴いて、“やはり好きじゃない”となるとしますよね。そしたらその音楽は聴かなくなるかもしれませんが、“なにが好きじゃないんだろう”って思うことが出来る。学習できる。経験値が出来る。それが次へのきっかけになるのです。この自由度がある表現、それが音楽に多分に含まれているのです。まあ、音楽に限らず他にもあるかもしれませんが。まあ、とにかく、いっぱい音楽を聴き入れることは、絶対に損しないよってことを、言いたい。自分にも改めて言いたいからこそ、です。のブログでありました。

 

 なーんていいながら。

 

 次は小難しく論理的なブログでねじ伏せる言葉。

 

 書き連ねるかもしれません。

 

 はい。

 

 天の邪鬼な男です。